フィラリア予防について

・フィラリア(犬糸状虫)とは?

 主に犬に寄生する寄生虫です。
 蚊が幼虫を運びます。
 感染して6~7ヶ月で心臓に寄生し、幼虫を生むようになります。
 成虫が多く心臓に寄生した場合、呼吸困難などの命に関わる症状が起こることがあります。

・予防について

 定期的にフィラリアの幼虫を殺す薬を与えることで予防します。大阪では一般に5月中旬から12月中旬まで8ヶ月間の予防を行います。

・検査について

 フィラリアの予防薬を与える前に、感染していないことを確認する必要があります。血液中にフィラリアの成虫が分泌する物質が含まれるかどうかの検査を行います(抗原検査)。
 血液を採取しますので、同時に健康診断をお勧めしています。

・予防薬について

 錠剤、チュアブル錠(おやつのような薬)、滴下薬などの種類があります。フィラリア予防の時期には同時にノミの予防を行う必要があることから、ノミとフィラリア予防が一錠でできる予防薬が最近では多いです。
 また、フィラリア予防薬にはおなかの寄生虫(回虫・鉤虫)などに同時に効くものも多いです。

お薬の名前どんな薬ノミ予防回虫・鉤虫条虫
ネクスガードスペクトラチュアブルX
パノラミス錠剤X
アドボケート滴下X
イベルメックDSPチュアブルXX
ミルベマイシンA錠剤XX
インターセプターSチュアブルX

 フィラリア予防前には検査が必要です、事前にご連絡ください。